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京子 五輪での引退示唆「日本では最後」

 試合後、マットにキスする72キロ級の浜口京子

 「レスリング女子国別対抗戦W杯」(27日、代々木第二体育館)

 日本のトリで登場した浜口が、第1ピリオド1分10秒でフォール負けした後、マットの中央に意味深なキスをして引き揚げた。

 真意を問われた浜口は言葉を詰まらせて号泣した。涙をこぼしながら「五輪はあるが、日本で試合をするのは今回が最後だと思っていた。ここまで私を成長させてくれたマットへの感謝の気持ちを込め、『ありがとう、レスリング』との思いで最後にやらせてもらいました」と、五輪での引退を表明した。

 26日に北京五輪覇者の王嬌(中国)を破った一戦で負傷。「痛み止めを飲んでも、何もできなかった。ただ悔しがっていても相手との差は縮まらない」。ロンドンで有終の美を飾る。

(2012年5月28日)

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