バドミントンの桃田賢斗日本代表引退を発表「世界一を目指すところにはいけないと判断した」27日開幕のトマス杯がラスト

 会見する桃田賢斗(撮影・吉澤敬太)
 会見する桃田賢斗。右はNTT東日本バドミントン部の川前直樹監督(撮影・吉澤敬太)
会見する桃田賢斗=東京新宿区のNTTインターコミュニケーション・センター(撮影・吉澤敬太)
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 バドミントンの男子シングルス元世界ランク1位で、東京五輪代表の桃田賢斗(29)=NTT東日本=が18日、都内で会見し、国・地域別対抗戦のトマス杯(27日開幕)を最後に日本代表を引退すると発表した。競技活動は継続する。

 NTT東日本の川前直樹監督とともに臨んだ会見で、「2020年の1月の交通事故から苦しいこともたくさんあった。自分の中で思うようなプレー、試行錯誤してやってきたつもりだったが、気持ちと体のギャップが続いていく中で、世界一を目指すところにはいけないと判断した」と話した。

 昨年5月から始まった2024年パリ五輪選考レースは、今月末で終了。桃田は日本勢6番手で、日本勢上位2位に入ることは不可能となり、五輪出場を逃していた。

 桃田は1994年9月1日生まれ。香川県三豊市出身。2015年シンガポールオープンで優勝し、男子シングルスでは日本勢初のスーパーシリーズ(SS)制覇。同年の世界選手権では日本男子初の銅メダル。全日本総合で初優勝しSSファイナルも初制覇した。

 16年4月に違法賭博問題が発覚し、無期限の試合出場停止処分を科され、同年のリオデジャネイロ五輪には出場できなかった。17年5月に解除され、18年1月から日本代表に復帰。19年は世界選手権2連覇など国際大会で11勝し、世界ランクは18年9月27日から21年11月23日付まで121週連続)で1位を維持した。しかし、20年1月にマレーシアで交通事故に巻き込まれて大けがを負い、2月に右目の眼窩(がんか)底骨折を手術。コロナ禍で1年延期された21年東京五輪に出場したが1次リーグで敗退した。

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