大迫傑 ボストンマラソンは自己最低の13位で2時間11分44秒 森井勇磨が日本人トップ8位
「陸上・ボストンマラソン」(15日、ボストン)
21年東京五輪の男子マラソン6位入賞で、24年パリ五輪代表に内定した大迫傑(32)=ナイキ=が2時間11分44秒で13位だった。完走したマラソン全11レースの中で、23年東京マラソンの9位を更新して自己最低の順位となった。
大迫は先頭集団が高速で進む中、第2集団で様子を伺ってレースを進めていたが、上位には食い込めなかった。終盤に大迫を追い抜いた森井勇磨が2時間9分59秒で8位だった。
大迫は昨秋のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)は3位。五輪切符はMGCファイナルチャレンジの結果次第となったが、対象の3大会には出場しなかった。最終選考会となった東京マラソン(3日)までに設定記録突破者が出ず、大迫の五輪切符が決定した。
ただ、五輪のみを特別視しない考えを示していたことから、言動に注目が集まっていたが、大迫は「出場する予定」とパリ五輪出場を表明。参加表明していた4月のボストン・マラソンについても、五輪までの期間が約4カ月と短くなるが「予定通り走る予定です」と宣言した。
元日本記録の2時間5分29秒を持つ大迫の初マラソンは17年の同大会で2時間10分28秒で3位だった。「7年ぶりに初マラソンの舞台に帰ってくる。新しい気付きがあるんじゃないかなと楽しみ」と目を輝かせて挑んでいた。
今後はパリに行き、五輪コースの視察を行う予定となっている。