納谷が3場所連続勝ち越し 新十両昇進には七番相撲が重要に

 「大相撲秋場所・11日目」(23日、両国国技館)

 “昭和の大横綱”大鵬(故人)の孫で元関脇貴闘力の三男・西幕下4枚目納谷(20)=大嶽=が琴太豪(佐渡ケ嶽)を押し出し、2連勝で4勝目を挙げ、3場所連続の勝ち越しを決めた。

 「いい相撲を取れた。調子はめちゃくちゃいい。自分を信じてやる。負けても自分では勝てる力があると思っている」と強気コメントを並べた。

 一番相撲から2連勝の後、2連敗。付け人を務める大関貴景勝(千賀ノ浦)からは「最初に負けた相撲では気にするな。相撲を取って負けたわけじゃない。お前の調子は関係ない」と、ハッパをかけられ力になった。

 最後の一番、5勝目を挙げれば、新十両の可能性もある。「足も手も出ている。内容はいい。悩んだりしない。ここ(最後の一番)を勝つか負けるかで先は全然違う。気負わないように気合を入れていく。最近はちょっといい意味で気持ちに余裕が出てきた」と自信をあふれさせた。

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