“父子3代関取”琴ノ若が白鵬とぶつかり稽古「まさか」「重い」

 大相撲夏巡業が28日、岐阜市で始まり、“父子3代関取”の十両琴ノ若(21)=佐渡ケ嶽=が初日いきなり横綱白鵬(34)=宮城野=の胸を借り、ぶつかり稽古を行った。

 稽古場でいきなりの「(十両稽古の)最後に来い」と指令。初めて横綱相手に約5分、無我夢中でぶつかり、何度も転がされた。

 琴ノ若は先場所、新十両で8勝7敗と勝ち越し。祖父が横綱琴桜、父が師匠で初代琴ノ若の佐渡ケ嶽親方という“3代目”。サラブレッドとして横綱の指名は期待の表れだ。

 「横綱から言って頂いた。すごいっす。それしかない。(横綱は)重い。力の入れさせ方を知っている。力を吸収するような。今まで考えられない。まさか。きつかったけどありがたい」と、初体験を表現した。

 新十両場所は5勝7敗の崖っぷちから3連勝して、十両に生き残った。「序盤は試行錯誤していた。体が覚えたら考えないでいけるようになった。来場所は気持ちをしっかりつくって15日間、取り切りたい」。関取として初の巡業で多くを吸収し、出世ロードを上っていく。

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