元世界女王の渡部香生子、女子200平代表逃し号泣「止まらなくなってしまった」

 女子200m平泳ぎで優勝するも派遣標準記録をクリアできず、表彰式で涙を流す渡部香生子(中央)=東京辰己国際水泳場(撮影・堀内翔)
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 「競泳・ジャパン・オープン」(2日、東京辰巳国際水泳場)

 7月の世界選手権(韓国・光州)代表の追加選考会を兼ねて行われ、女子200メートル平泳ぎ決勝は15年世界選手権女王の渡部香生子(22)=JSS=が2分23秒65で優勝した。しかし派遣標準記録(2分23秒33)に届かず代表入りを逃した。

 100メートルの折り返しで先頭に立つと、そのままトップを譲らなかった渡部。しかし派遣標準記録にはわずかに届かず、表彰式では金メダルを掛けられながら号泣した。「やっぱり悔しい。止まらなくなってしまった」と渡部。「自分との戦いと思っていた。集中しようと、それだけ思っていた」と振り返った。

 今夏はユニバーシアード(7月、ナポリ)に出場するが、勝負は来年の東京五輪。「この気持ちは絶対に忘れないと思う。練習で苦しくなったときも思い出して臨みたい」と、再起を誓った。

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