輪島さん葬儀 “黄金の左”にちなみ黄金のカーペット&黄金の風船が…

出棺のあいさつをする長男・大地さん(左)妻・留美さん(左から2人目)長女・博美さん(右)=東京・青山葬儀所
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 大相撲の元横綱輪島で、咽頭がんなどの影響による衰弱のため8日に70歳で死去した輪島大士=本名・輪島博=さんの葬儀・告別式が15日、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)、元横綱で解説者の北の富士勝昭氏、プロ野球巨人の次期監督が決定的な原辰徳氏ら約300人が参列した。

 祭壇には白い花で作られた土俵。雲龍型で土俵入りする勇壮な姿を見せる写真の前で最後の別れ。元NHKアナウンサー・杉山邦博氏が弔辞を読んだ。

 「寂しいです。残念です。本当にとってもよく頑張ってくれた」と感謝の念。輪島さんを「3つの天」と表し、「天真らんまん」、「天衣無縫」、「相撲の天才」と語った。

 好角家で知られ、親交深かったタレントのデーモン閣下が歌を捧げ天国へ送った。衣装も通常通りド派手な“悪魔の姿”。「天衣無縫、天真らんまんな横綱ということで葬儀に列席することに。破天荒な横綱ということで破天荒にいこうという言葉に甘えさせていただいた」と明かした。

 献曲した作詞作曲の「千秋楽」を相撲関係で披露するのは初めて。「いずれか力士が引退する時にと思って作った。横綱は引退ではないけど、輪島さんが去ってる点では同じ」と、心を込めた。

 喪主は妻の留美(るみ)さんが務めた。出棺前のあいさつでは「テレビを見ながら、静かに眠るように座って亡くなった。最後は1人で誰にも迷惑をかけずに1人で眠るように亡くなった。にぎやかなことが好きな人。こんなに集まっていただき喜んでいます」と、感謝した。

 出棺時には代名詞「黄金の左」にちなみ、25メートルの「黄金のカーペット」が敷かれる華やかさ。黄金の上に止まる霊きゅう車に棺が運び入れられると、通算勝ち星と同じ673個の黄金の風船が宙を舞った。

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