鶴竜 日本代表のベルギー戦勝算は…「さすがに負ける。勝ったら謝る」
「大相撲名古屋場所」(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)
3場所連続優勝を目指す横綱鶴竜(32)=井筒=が30日、名古屋市で行われた二所ノ関一門の連合稽古に一門外から参加し、隆の勝(千賀ノ浦)、輝(高田川)、松鳳山(二所ノ関)を相手に計10勝1敗と貫禄を見せた。
「初顔も先場所負けた相手もいるから」とお目当ては前頭4枚目の輝(高田川)、先場所、唯一の黒星を喫した松鳳山。
輝相手には頭で当たり前ミツ狙い、押し合いでわざと攻めさせるなど様々な取り口をテスト。「今まで稽古もしたことなかったから良かった」とうなづいた。松鳳山も突き離して寄せ付けなかった。
「名古屋に入ってから順調。暑いので番数はあまり多くできないけど毎日やるのが大事」と納得顔。先場所、2場所連続5度目の優勝を果たし、3連覇へ向け「続けてきたことをやっていく」と決意を込めた。
角界No.1のサッカー通で知られ、W杯で日本が予選突破したことを喜んだ。日本がポーランド戦の終盤、ボールまわしで時間稼ぎをしたことに賛否を呼ぶが「全然OK。全然問題ない。そういうサッカーもある。ある意味ギャンブル」と、断言した。
決勝トーナメント1回戦で当たるベルギーは鶴竜が優勝候補筆頭に推してきた国。日本の勝算に関し「さすがに負ける。絶対無理。勝ったら謝る。勝ったらすごいこと。3バックなのでチャンスが生かされれば。守って守ってカウンター。乾、原口が攻め上がれば可能性はなくはない」と、冗舌に話していた。