大鵬孫・納谷幸之介は予選敗退 西郷がアマ横綱

 「全日本相撲選手権」(3日、両国国技館)

 西郷智博(鳥取県庁)が決勝で三輪隼斗(新潟・糸魚川市体協)を押し倒して初のアマチュア横綱に輝いた。社会人の優勝は11年の松永六十四以来6年ぶり。大相撲の横綱大鵬の孫、17歳の納谷幸之介(埼玉栄高)は予選で敗退した。

 10月の国体で優勝して今大会の出場権を得た納谷は、3戦して1勝2敗により予選で敗退した。優勝すれば幕下15枚目格付け出し、8強でも三段目付け出し資格を得られたが大学生と社会人の壁は厚かった。血筋から注目されることにも「ありがたい。プレッシャーはあまり感じたりしない」と大物感を漂わせた。今後は大相撲の大嶽部屋へ入門し、来年1月に新弟子検査を受ける予定。

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