白鵬 稀勢のV阻み続けた壁ついに崩れた!素直に賞賛「強い大関がいてよかった」

 「大相撲初場所・14日目」(21日、両国国技館)

 千秋楽での優勝決定戦に持ち込めなかった。貴ノ岩に寄り切られた白鵬は、稀勢の里について「強い大関がいてよかった。おめでとうですね」と、素直にたたえた。

 稀勢の里が勝ち、38度目の優勝には勝つしかなかった。だが、初顔合わせの貴ノ岩に立ち合いから上手を取れず、ズルズルと土俵際へ。たまらず突き落としも繰り出すも、土俵を割った。

 迫力を欠いた一番を「見ていく感じでしたけど、ちょっと差しきれなかったかな」と振り返った。千秋楽の直接対決を待たずに初優勝を許し、「本人(稀勢の里)も私自身も千秋楽というのがありましたけど、それができなくなったからね。明日はいい相撲を取るだけ」と淡々と話した。

 これまで稀勢の里と優勝争いをことごとく制してきた。昨年の夏場所13日目では、綱とりの稀勢の里に対して、あえて相手得意の左四つに組んで下す貫禄を示した。

 さらに、千秋楽翌日の一夜明け会見では、勝負どころで勝ちきれない稀勢の里について「運をつかむのは一つの努力じゃダメ!!彼自身が戦っていない訳じゃないですか?」と指摘した。そして、力士会の面々が歌う日本相撲協会の公式ソング「ハッキヨイ!大相撲ひよの山かぞえ歌」のビデオを例に挙げ、「みんなが歌っていたでしょ?彼は立っているだけ。そういったものから直していかないと」と苦言を呈した。

 4場所連続で賜杯を逃したが、千秋楽は結びで直接対決が待っている。最後に綱の威厳を示したい。

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