錦織、日本人サポーターに感謝「やりやすいです」ブレーク合戦には反省点も

 「テニス・全豪オープン」(18日、メルボルン)

 男子シングルス2回戦が行われ、第1試合で、第5シードで世界ランキング5位の錦織圭(日清食品)が、世界ランキング72位のジェレミー・シャルディー(フランス)を6-3、6-4、6-3のストレートで破り、7年連続となる全豪オープン3回戦進出を果たした。

 四大大会の男子シングルスは5セット方式で3セットを先取した方が勝者となる。

 錦織は16日の1回戦でアンドレイ・クズネツォフ(ロシア)を3時間34分に及ぶフルセットの末に破り、2回戦に進んだが、この日は約2時間で試合を終えた。勝利後、コート上での現地インタビューに対し、「きょうはブレークが多かったが3セットで終わって良かった。内容は1回戦よりは良かったので、この調子で2週間プレーを続けたいと思う」と英語で答えると、日本のファンが多く陣取ったスタンドに向かい、「きょうはありがとうございました。2回戦も無事に勝つことができたので、また心強い応援をよろしくお願いします」と日本語で感謝の気持ちを伝えた。

 また、日本のテレビインタビューでは、「1回戦よりだいぶ内容は良かった。ちょっとブレークをされすぎたところがあったので、直さないといけないところがあったが、まあ、はじめから集中できていたという面では、はるかに1回戦より良かったので、順調にきていると思う」と振り返った。

 この日は第2、3セットでともに第1ゲームをブレークされたが、すぐに第2ゲームでブレークバック。錦織は「なるべく引き離されないように、自分ではすごく集中してプレーしていた。ああいうゲームをなるべく次からなくせば、もっとスコアも楽にいけたと思うので、反省するべきところもありました」とストレート勝ちの中での反省点も挙げた。

 1回戦に続くハイセンス・アリーナでの試合では、日本人の大声援を受けながら、ホーム状態で戦えた。「やりやすいです。コート上ではたくさんのサポートがあるような気がしている。きょうは(気温21度と)天候がだいぶ低かったので、それもやりやすかった」と語った。

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