宇野昌磨、早めの渡米で時差対策 GPシリーズ第1戦

 フィギュアスケート男子の宇野昌磨(18)=中京大=が13日、今季グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ(21~23日)が開催される米国シカゴへ向け、中部国際空港発(成田経由)の航空機で出発した。開幕を約10日後に控えての早い渡米は「しっかり時差調整して大会に臨みたい」という宇野の決意の表れ。2018年平昌(ピョンチャン)五輪プレシーズンへ、リンクの外でも最善を尽くす。

 スケートアメリカは、宇野が「ギネス認定ジャンプ」の4回転フリップをGPシリーズ史上初成功させるための舞台。その大切な舞台へ、2年後の冬季五輪初出場を目指す18歳の備えは万全だ。開幕約10日前の渡米は「アメリカの時差があまり得意じゃないので、早めに行って時差調整する」ため。ショートプログラム(SP)が現地22日午後1時(日本時間23日午前未明)、フリーが現地23日午前11時半(同24日未明)からあるなど、「普段の試合より時間帯が早い」ことも渡米を早めた理由だ。

 フリーのみで行われた1日のジャパン・オープン(3地域対抗団体戦、さいたま)では、4回転フリップを成功させるとともに自己ベストの198・55点を出して日本の連覇に貢献。まだ滑る機会の少ないSPについては「フリップをまだ決められていない」と不安を残すが、フリップ、トーループの4回転ジャンプを1本ずつ入れるプランに変わりはない。

 GP初戦の気になるライバルは「ボーヤン・ジン(=金博洋、中国)ですね。どこまで成長しているかを見て、自分も気持ちが高まったらいい」。平昌五輪出場が有力な19歳中国選手の4回転ルッツと宇野の4回転フリップの競演。メダルの行方とは別に、大きな見どころとなる。

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