ボートの鉄人が断言 海の森競技場は「アスリートファーストではない」

 ボート競技で五大会連続五輪に出場した“ボートの鉄人”の異名を持つ武田大作(42)が4日、日本テレビ・読売テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に生出演し、東京五輪でのボート競技場予定地である「海の森水上競技場」について「アスリートファーストではない」と断言した。

 番組では東京五輪のカヌー・ボート競技の予定地問題で揺れる「海の森水上競技場」について議論。武田は風が吹き込み、波の立ち方が均一ではないことや、ボート競技は海水ではほとんどやらないため、浮力や船の扱いが難しくなり、海水のため船が劣化しやすいなどを問題点として掲げた。

 MCの宮根誠司から「アスリートファーストにはならないし、競技も不公平になるのは間違いない?」と振られると、武田は「アスリートファーストではないです」とキッパリ。そして「選手にとっては厳しい環境でのレース。環境悪くてもレーン自体がフェアならいい。決勝に残れば誰でもメダルのチャンスがあればいいが、この場合、例えば1レーンに入ったらメダルはもうない、と思ってしまうと選手は辛い」と、レーンによっての不公平さが生じる競技場になることに危機感を抱いた。

 武田はアスリートの立場では、落としどころとして埼玉県の彩湖を推薦。内陸部のため風の影響も少ない上「選手村から1時間弱で行けて、首都圏。推進派の人の試算によれば非常に安くできる。都民にとっても問題ないし、川をはさんですぐ東京ですし」と、理由を説明していた。

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