柔道のエジプト選手、握手拒む イスラエル戦終了後

 【リオデジャネイロ、カイロ共同】12日行われたリオデジャネイロ五輪の柔道男子100キロ超級1回戦で、イスラエルのオル・サソン選手がエジプトのイスラム・エルシェハビ選手に一本勝ちした後、握手しようと手を差し出したが、エルシェハビ選手が拒否、会場からブーイングを浴びた。

 握手拒否は珍しい。エルシェハビ選手は理由を明らかにしていない。エジプトはイスラエルと国交がある数少ないアラブの国の一つだが、パレスチナ問題などを理由に、反感を持つ国民が多い。AP通信は、同選手がエジプト国内の民族主義的な勢力などから試合すべきではないと圧力をかけられていたと伝えた。

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