帝京大7連覇王手!1年生竹山4トライ

 「ラグビー・全国大学選手権・準決勝、帝京大68-33大東大」(2日、秩父宮ラグビー場)

 準決勝2試合が行われ、前人未到の7連覇を目指す関東対抗戦覇者の帝京大は10トライを奪い、68-33で大東大を下して8大会連続で決勝(10日、秩父宮)に進んだ。初優勝を狙う関東リーグ戦王者の東海大は、明大に28-19で逆転勝ちし、6大会ぶりの決勝進出。

 帝京大が7連覇の偉業に王手をかけた。勝利の立役者は1年生のWTB竹山晃暉。10トライ中、チーム最多の4トライを奪う活躍で、決勝に導いた。

 前半39分に自身最初のトライを奪うと、後半16分に2つ目。21分には「コースが見えた。強気で走り込んだ」と左隅に3つ目を奪った。最後は33分、右サイドから展開されたパスを受けると、華麗な切り返しで相手のタックルをかわし、中央へ。力の差を見せつけた。

 1年前、花園で戦っていた自分を思い返しながら言った。「高校3年間、日本一を意識してやってきたけど、最後まで達成できなかった」。奈良・御所実高では1年時と3年時に決勝に進出したものの、ともに涙をのんだ。特に最終学年は5-57で大敗。自身のトライはなかった。

 「あの悔しさは今も残っているし、日本一にこだわりたい」。入学時に定めた目標は「1年、2年、3年と連覇して、4年の時に10連覇」と、大学日本一の称号にこだわる。

 この1年でプレーの幅も広がった。「高校の時は自分が、という気持ちが強かったけど、今はウイングで待つことも覚えた。アタックチャンスがあれば、挑戦したい」。自らのトライで念願の日本一、そして7連覇をつかむ。

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