「ネクストヒロイン」城戸が健闘5位
「大阪国際女子マラソン」(25日、ヤンマースタジアム長居発着)
初マラソンの城戸智恵子(24)=キヤノンAC九州=がが5位に入賞した。新設されたネクストヒロイン枠で出場。中間点を4位で折り返し、一時は重友を視界に捉えたが、両足裏のマメがつぶれて出血した影響もあり、後半は失速。40キロ過ぎには渡辺にもかわされ「30キロ以降は足が動かなかった」と苦笑いした。
高校卒業後は陸上から離れ、地元熊本のパン屋でアルバイト生活を送っていたが、衛藤監督の誘いで再び走り始めた。12年5月には父・潤一さん(享年56)を亡くした。30キロ地点の給水ボトルには2人で写った写真を貼り付け「力をもらえた」とほほ笑んだ。
24歳の新星は、来年のリオデジャネイロ五輪に向けて「チャンスがあるなら、やれるだけやりたい」と、控えめながらも野心をのぞかせた。





