さすがエース!伊東3位今季初表彰台
「 ノルディックスキー・W杯ジャンプ男子」 (8日、リレハンメル)
個人第4戦(HS138メートル、K点123メートル)が行われ、伊東大貴(27)=雪印メグミルク=が132・5メートル、138メートルの合計275・7点で3位に入った。41歳の葛西紀明(41)=土屋ホーム=が4位に続き、セベリン・フロイント(ドイツ)が昨年12月以来の通算5勝目を挙げた。7日の第3戦で2位に入った竹内択(北野建設)は8位、渡瀬雄太(雪印メグミルク)は29位だった。
本調子とはいえない状態でも、伊東がエースらしく結果を出した。風が穏やかで公平な条件となった得意のラージヒルで今季初めて表彰台に上がり「自分の力でつかんだとは言えない。でも結果が出たので多少は自信になってくる」と冷静な口ぶりながら前向きに捉えた。
7日のノーマルヒルの2回目では重心が後ろだった、助走路の滑りの姿勢を修正。1回目に132・5メートルで葛西と並んで3位につけると、2回目はHSまで伸ばした。横川ヘッドコーチは「もう少しかみ合えば手がつけられなくなる」とみる。
右膝の痛みで出遅れ「いろいろありすぎた」という昨季、表彰台に立ったのは終盤の3月だった。今季も4勝した2季前と比べて「六~七割くらい」と感覚のずれはある。その中での3位は上昇へのきっかけになりそうだ。





