広島・持丸 3番で1安打2打点!「鍛え直して」来季勝てる正捕手に 今季1軍で自己最多102試合出場も「スタートライン」
「フェニックス・リーグ、阪神5-7広島」(14日、天福球場)
広島・持丸泰輝捕手(24)が14日、みやざきフェニックス・リーグの阪神戦(天福)に「3番・捕手」で出場。1安打2打点の活躍で勝利に貢献した。今季は1軍で自己最多の102試合に出場し、下半身の筋力の重要性を痛感。攻守の動きを鍛え直し、勝てる捕手を目指す。
1軍で痛感した悔しさと課題を胸に刻み、宮崎へと乗り込んできた。持丸が鍛錬の秋を過ごしている。「シーズン中にできないことに取り組めるのが今の期間。しっかり鍛え直して、来季に向かっていきたい」と、大粒の汗を拭いながら、来季への強い意気込みを口にした。
チームに合流した12日に2安打2打点といきなり結果を出した。この日は2試合ぶりに「3番・捕手」でスタメン出場。初回1死三塁で先制の中犠飛を放つと、1点リードで迎えた七回2死三塁では、「追い込まれながら良いアプローチができた」と下村のフォークを左前へ。合流から2試合で計5打数3安打4打点と、勝負強さを発揮している。
今季は1軍で自己最多の102試合に出場し、チーム最多となる76試合で先発マスクをかぶった。飛躍の1年となったが「スタートラインに立っただけ」と満足感はない。チームは4位に終わり、持丸自身も打率・183、6本塁打、18打点。守備でもリーグワーストタイの9捕逸を記録するなど、正捕手奪取までには至らなかった。
だからこそ攻守において明確な課題を持って、秋を過ごしている。打撃で掲げるのはミスショットを減らすこと。シーズン終盤にかけて直球をはじき返せなくなり、打率が低下。この日も甘い直球をファウルにしてしまう場面が目立っただけに、「結果はもちろんですけれど、内容を求めていきたい」と、気を引き締め直した。
守備でのテーマは下半身の強化だ。宮崎入り後、倉2軍チーフ兼バッテリーコーチと相談し、シーズン終盤は疲労から足が動かず、スローイングやブロッキングの精度が低下したと分析。「1軍で1年間やって、下半身が大事だと再認識した」。合流初日から早出練習や重点練習で筋肉痛になるほど下半身を追い込み、「バキバキです」と苦笑い。「シーズン中はできないので」と厳しい練習に立ち向かっている。
「スタメンで出た試合で最後まで任されるような選手になりたい。首脳陣やチームメートからの信頼を得て、勝てる捕手を目指す」と持丸。扇の要としての能力を磨き上げ、真の正捕手へと駆け上がる。
◆持丸 泰輝(もちまる・たいき)2001年10月26日生まれ、北海道出身。24歳。177センチ、91キロ。右投げ左打ち。旭川大高では2、3年夏の甲子園出場。19年度育成ドラフト1位で広島入り。
