広島・坂倉68打点 21&22年キャリアハイ並んだ決勝14号2ラン 誠也以来70打点射程に4番の自覚チラリ
「広島1-3巨人」(24日、マツダスタジアム)
サクの一撃!広島・坂倉将吾捕手(28)が決勝の14号2ランを放った。両軍無得点の四回無死二塁で西舘のカットボールを右翼席へ。8月30日・ヤクルト戦(マツダ)以来となる貴重な一発で試合を動かした。シーズン68打点は21、22年に並ぶ自己最多。鯉の4番がキャリアハイを超える勢いで、最後まで打線をけん引する。
弾丸ライナーが右翼席に突き刺さる。決勝点となったのは4番の一撃だった。坂倉が自身約1カ月ぶりの一発となる14号2ランをマーク。「甘い球を初球から振っていこうと思っていた。いい感じで振り抜けた」と、会心のスイングでチームを勝利へと導いた。
0-0で迎えた四回だ。相手先発・西舘に対し、先頭の中村奨が左中間への二塁打で出塁。続く坂倉は初球の内角カットボールを完璧に捉えた。打球はあっという間に右翼席へ。「良いポイントでしっかり捉えることができました」と、納得の一打で試合を動かした。
2安打2打点の活躍で今季の打点数を21、22年の自己最多に並ぶ「68」に伸ばした。70打点に乗せれば球団の日本選手では21年の鈴木誠也(88打点)以来、5年ぶり。同左打者に限れば18年の丸(97打点)以来、8年ぶりとなる。「チャンスで回ってくることも多い。(打点を)挙げられれば挙げられるだけいいんじゃないかなと思います」と、4番の自覚をのぞかせた。
グラウンド外でも、頼もしい姿は変わらない。富山で行われたオールスター第2戦直後、激戦の余韻が残る街でカープ戦士が集結した。3年連続4度目の球宴出場を果たした坂倉が主導し、初出場の遠藤、岡本と富山の海鮮などに舌鼓を打ちつつ、後半戦への士気を高め合った。同試合で敢闘選手賞に輝き、賞金100万円を獲得した岡本は「僕が払うべきだよな」と考えていたが、会計では坂倉が全額をお支払い。岡本は「さすがでした」と、先輩の男気に感謝しきりだった。
地元の千葉県では台風25号による豪雨の影響で多くの被害が発生。坂倉の実家は現状被害がないものの、多くの住民の生活に支障が出ている。「自分は頑張ることが仕事。結果で元気にできているんだったらないいなと思いますし、まずは(自身が)元気に毎日グラウンドに立つことを継続して最後までやりたいなと思います」と、決意を新たにした。
3年連続Bクラスが確定した悔しいシーズンも残り9試合。ホームでは、25日の試合を含めて残り3試合のみとなっている。お立ち台で「全部勝てるようにやっていきます」と力強く宣言した坂倉。最後まで応援してくれるファンのため、鯉の4番が快音を響かせ続ける。
