広島また“3連勝の壁”10度目 マルチの佐々木「勝ちにこだわりたい」 新井監督は「内容的には明日につながるかな」
「広島1-7中日」(1日、マツダスタジアム)
広島の佐々木泰内野手(23)が8月初戦でマルチ安打をマークした。7月を月間打率・356で終えた男が8月戦線での好調継続を予感させる活躍。チームは大敗を喫して連勝が2で止まり、またしても“3連勝の壁”にぶち当たった。最下位・中日とは再び1差。成長著しい背番号10、反攻の旗手となってくれ!
高まる期待値に応える2安打だ。鋭い当たりを飛ばしたかと思えば、詰まりながら外野に運ぶパワーと技術の合わさった安打も披露。凡打でも内容があった。佐々木は「今日はヒットになった1、2打席目以外にも良い打席があった。そういう打席を増やしていけるようにやっていきたい」と力を込めた。
まずは二回無死一塁で迎えた1打席目。相手先発の左腕・マラーが投じた2球目の直球を捉えて一、二塁間を破っていく右前打で好機を演出した。「初球にカーブが来て、内角のカットを意識しながらうまく良い感じに逆方向に飛んだ」。狙いとは違った球でも反応で打ち返せるのは好調である証し。「良いヒットだったなと思う」と胸を張った。
さらに0-5の四回1死一塁では厳しい内角攻めに遭いながらも、最後は内角直球を中前に運ぶ一打。「良い反応ができたかなと思う」とうなずいた。一方で右翼守備では三回2死二塁での右前打で二走の生還を許し、「もっとチャージやバウンドを合わせる位置だったりというところは突き詰めてやる必要があると思う」と課題も口にした。
7月は18試合の出場で16安打をマークし、月間打率・356で終えた。7月26日・ヤクルト戦(神宮)では決勝の勝ち越し打を含むプロ初の猛打賞も記録。今季は開幕4番も、一時は2軍での再調整も経験した。試行錯誤を重ねた末、「低く強い打球」を放つことを打撃の理想に掲げつつ、状態を上げてきた。
7月30日の全体練習では新井監督から直接指導も受け、現状の取り組みにも太鼓判を押された。新人年の昨季も月間打率・281だった8月に入り、「本当に一打席一打席、一球一球大切に、勝ちにこだわってやっていきたいという思いが一番強い」と闘志を燃やす。
チームは連勝が2でストップ。3連勝の懸かった試合は10連敗となり、開幕カード以来の3連勝が遠い。最下位・中日とは再び1差になった中、新井監督は打線について、「捉えた当たりも多かった。内容的には明日につながるかな」と前を向いた。一進一退の戦いが続く直近のカープ。頼もしさ増す佐々木の打棒を足掛かりに勢いづいていきたい。
