広島・岡本 チームトップ6勝目!父の日に約束通り日本代表と“W勝利” 鬼門神宮で25年5月以来のヤクルト戦カード勝ち越し
「ヤクルト1-2広島」(21日、神宮球場)
鯉党はカープの勝利に熱狂じゃ~!広島の先発・岡本駿投手(24)が6回3安打1失点で、チーム単独トップとなる6勝目を挙げた。父の日に立ったマウンドで好投を披露し、登板前に言及していたサッカー日本代表との“W勝利”も果たした。チームはリーグ戦再開一発目のカードで勝ち越しに成功。ヤクルト戦カード勝ち越しは、鬼門でもあった神宮での対戦も含めて昨年5月以来となった。
絶対に負けられない戦いがここにもあった。孝行息子・岡本は強い思いを胸に宿し、懸命に腕を振った。「登板前に、父に勝利をプレゼントすると約束していたので」。有言実行の投球。父の日に父・昌孝さんへ最高のプレゼントを贈り、「勝てて良かったです」と顔をほころばせた。
今季3戦2敗だったヤクルトが相手。「絶対に1勝しよう」と燃えてもいた。「直球が高めに浮いていて序盤は良くないところもあった」というが、立ち上がりの2イニングはともに三者凡退。三回2死一、三塁では右翼・名原のスライディングキャッチに救われ、「名原さんは『絶対に活躍する』と言ってくれていた。本当に助かりました」と感謝した。
その後は制球面を修正しながら「耐えることができた」。2点リードの六回に犠飛で1点を返されるも、ピンチをしのいで最少失点にとどめた。新井監督も「本当にナイスピッチングだった。立ち上がりから球の強さもあったし。あれだけ強力なバッターがいる中で、球威で抑えていたからね」と評価。前日に2本塁打を放っていた4番・オスナからは2三振を奪うなど、強打者にも動じなかった点を褒めたたえた。
この日は午後1時30分から試合が始まった中、30分前の同1時にサッカー日本代表のW杯1次リーグ第2戦・対チュニジアがキックオフ。自身が登板する裏で日本中が注目する試合が行われることを知ると、「サッカーのように失点を少なくしてロースコアの試合にしたい」と意気込んでいた。その狙い通りと言える接戦を演出し、チームは2-1での勝利。「(自分が)ロースコアのゲームでいくと言っていたので、それができて良かったです」と“W勝利”の余韻をかみしめた。
これで自身3連勝となり、チーム単独トップ&リーグ3位タイの6勝目。チームとしても6月の土日ゲームは無敗の6連勝で、日曜日に登板を重ねる岡本の存在は大きなものとなっている。
列島熱狂のサッカー代表戦の裏で見せた好投。詰めかけた鯉党の前でマイクを握った右腕は「このまま全部勝つ勢いで投げるので、応援よろしくお願いします!」と力を込めた。先発転向1年目での快進撃はここから本格化していく。
