広島・ドラ1平川「ピンポイントで言ってくれた」 新井監督指導で打撃修正 打率・167も直後に快音連発「彼本来のスイング」
広島は24日、マツダスタジアムで投手と野手の指名練習を行った。直近3試合で13打数1安打、7三振と苦しんでいるドラフト1位・平川蓮外野手(22)=仙台大=は、新井貴浩監督(49)から直接指導を受け、打撃を修正した。25日からの阪神2連戦では甲子園に初見参。黄金ルーキーが聖地で復調へのきっかけをつかむ。
熱のこもった指導を受け、平川は何度もうなずいた。直後のフリー打撃では両打席から快音を連発。アドバイスを送った指揮官も、納得の表情でゲージの真後ろからその様子を見守った。復調への兆しを見せたルーキーは、「試合を重ねていく中でだんだん崩れてきていた。ピンポイントで言ってくれたのが一番よかった」と感謝した。
フリー打撃前に行われた約15分間の直接指導。新井監督自らバットを握り、ティー打撃でお手本を示す場面もあった。修正ポイントは投手側に位置する肩の使い方(右打席なら左肩、左打席なら右肩)。平川は「感覚の話」と詳細は明かさなかったが、アドバイスを受け、「監督の意見も一つの引き出しにしたい」と有意義な時間を過ごしたことに間違いない。
ここまで8試合に出場し、打率・167。21日からのヤクルト3連戦(マツダ)では、計13打数1安打、7三振とプロの壁にぶち当たっている。新井監督はルーキーの現状を「自分で自分を崩してしまっている状況」と分析。指導後のフリー打撃で迷いのないスイングで鋭い打球を放つ姿を確認し、「ワンポイントだけ言ったら全部整ってきていた。彼本来のスイングができていた。本人が納得していたのが一番よかったかな」と親心をにじませた。
25日からは敵地・甲子園で阪神との2連戦に臨む。高校時代も聖地とは縁がなく、今回が初めてのプレーとなる。ただ、中学時代に夏の高校野球を観戦に訪れたことはあるそうで、印象について問われると「暑くてあまり覚えていない」と苦笑いを浮かべた。
週末のデーゲームで超満員になることが予想される完全アウェーの舞台だが、「外野を守っていたら後ろ(外野席)から守備位置を指示されるらしいので、それを聞いて守ります」と冗談を飛ばすなど、心臓の強さはルーキー離れしている。「楽しみです」と静かに闘志を燃やした。
チームは22、23日のヤクルト戦で2試合連続の完封負け。現在22イニング連続無得点中に加え、6試合連続2得点以下と貧打に悩まされている。「だんだん(状態を)上げていければいい」と平川。切り込み隊長を務める若鯉の一打から、カープの逆襲が始まる。
