広島・菊地ハルン 無失点継続中!フェニックスLで守護神「昂っています」 5戦被安打2 1軍活躍へ平均球速150キロを

 広島・菊地ハルン投手(18)が秋の実戦で結果を出し続けている。「みやざきフェニックス・リーグ」では、守護神を務め、無失点を継続中。球速の底上げを課題に掲げ、平均球速150キロ台を目標に体づくりに励んでいる。大器の右腕が2年目の飛躍に向けて土台を固めていく。

 高卒ルーキーが宮崎で堂々たる存在感を放っている。NPB現役最長身となる2メートルから投げ下ろす威力のある直球はロマンの塊。最終回のマウンドでアピールを続ける菊地は、「今のところ九回を任せてもらっている。気持ちとしては昂(たかぶ)っています」と胸を張った。

 今秋のフェニックス・リーグでは、ここまで5試合に登板し、17人の打者と対戦。被安打はわずか2本で防御率は0・00と抜群の安定感を誇っている。一方、自身への評価は厳しい。18日・中日戦では7点リードの九回に登板し、三者凡退で片付けるも、「ボールが浮ついていた。うまく制御できなかった」ときっぱり。その背景には1軍での厳しい現実を肌で感じた経験がある。

 今季は高卒1年目ながら、シーズン終盤に1軍昇格。4試合に登板し、防御率2・25の成績を残した。そこで感じたのは1軍と2軍のレベルの差。「(1軍の打者は)投手側から見ていても“圧”があった」。試合を通じて感じたその空気が、意識を大きく変えた。

 1軍で活躍するために何が必要か-。今秋のテーマには直球の平均球速アップを掲げている。自己最速は152キロながら、シーズンを通じた平均は145キロ前後。リリーフとして通用するには、「もう少し(球速を)出さないといけないです」ともう一段階のレベルアップが必要だと自覚している。

 球速アップを目指し、体幹トレーニングやウエートなどで体をいじめ抜く日々が続く。「きっついです…」と苦笑いしながらも、「もっと自分の体をうまく使えるように」と課題意識を持って取り組んでいる。疲労もたまり、フェニックスでは最速147キロにとどまっているも、平均球速150キロ台を目標に掲げ、地道に体をつくっている。

 16日から19日まで同リーグを視察した新井監督も右腕を高く評価する。「バタバタしないというところが高卒1年目には思えない」と落ち着きぶりに目を細め、「今後の彼の取り組み次第では、1軍ブルペン入りの可能性を持った投手だと思います」と期待を寄せた。

 同リーグも残りわずか。「全試合投げる勢いで準備して、ゼロで抑えたいです」と防御率0・00フィニッシュを誓った菊地。将来の守護神候補が見たことのない成長曲線を描いていく。

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