広島・岡本 98球完封勝利で“マダックス”達成「開幕から先発ローテ狙う気持ちで投げています」
「フェニックス・リーグ、広島3-0四国IL選抜」(14日、天福球場)
今秋から先発に挑戦している広島の岡本駿投手(23)が14日、みやざきフェニックス・リーグのIPBL選抜戦で圧巻の投球を披露した。同リーグ2度目の先発で、4安打7奪三振無四球の完封勝利。さらに100球未満で完封する「マダックス」も達成した。今季はルーキーながら1軍ブルペンを支えた右腕が、新境地を進んでいく。
これ以上ない快投で、先発適性の高さを見せつけた。最後の打者を一飛に打ち取り、クールな表情で仲間とハイタッチを交わした岡本。プロ入り後2度目の先発でマダックスを達成し、「うれしいですし、自信になる。(マダックスは)経験したことないかもしれない」と笑みを浮かべた。
相手打線を寄せ付けなかった。初回1死から中前打を浴びるも、併殺に仕留めた次打者から六回終了までパーフェクト。七回先頭に中前打を許すも、次打者を「狙いにいった」と遊ゴロ併殺打に斬った。八、九回も無失点にまとめて、わずか98球で完封。「ストライク先行で投げることがテーマ。それができた」と胸を張った。
ルーキーイヤーの今季はリリーフとして41試合に登板し、防御率2・88をマーク。「強打者と対戦できたので、自分に厳しくいけているかなと思う。今のだったら打たれているなとか」と、1軍での貴重な経験が先発での指標として生かされていることを明かした。
長いイニングを見越した工夫も見せた。この日は、投手コーチと相談し、打者が一巡するまで武器であるツーシームを封印。「ツーシームに頼らない投球ができるように」とカットボールなど多彩な変化球を駆使し、序盤を乗り切った。
1クール(4日間)中に2度ブルペン入りするなど、スタミナ強化中の右腕。高2軍監督は「最後まで球威はそこまで落ちなかった。投げるスタミナは十分ある」と太鼓判を押した。「開幕から先発ローテーションを狙うぐらいの気持ちで投げています」と岡本。新顔が熾烈(しれつ)な先発争いに加わっていく。





