広島・大瀬良「申し訳ないという気持ちしか」 東京ドームで勝てない…18年4月から12戦連続 2度味方得点も直後に被弾

 6回、大瀬良(中央)のもとに集まるカープナイン(撮影・石井剣太郎)
 4回、岸田に同点2ランを許した大瀬良(撮影・石井剣太郎)
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 「巨人4-3広島」(10日、東京ドーム)

 オレンジ色の人波が揺れる球場の中心で、広島・大瀬良大地投手は悔しさをにじませていた。「結果的に負けてしまったので、申し訳ないという気持ちしかないです」。2度の併殺など粘り腰を発揮した場面もあった。6回7安打3失点と及第点の内容。しかしながら、流れを引き寄せる投球ではなかった。

 2点をもらった直後の初回1死で、キャベッジにソロ。チェンジアップを右中間スタンド中段まで運ばれた。味方が1点を加え、リードを2点に広げた直後の四回も踏ん張れない。2死一塁で岸田に同点2ラン。カウント2-2からの直球は真ん中に入り、白球は左中間席に着弾した。

 「何より(味方が点を)取ってくれた次のイニングなので。何とか抑えたい気持ちだったけど、どちらも甘く入ってしまった」と受け止めた。味方が得点した直後の守りが持つ重要性は痛感している。だからこそ、もどかしさが募った。前回3日のDeNA戦は自己ワーストの7四球と制球に苦しむも7勝目。この日は無四球ながら、結果が伴わなかった。

 これで東京ドームでは2018年4月15日の勝利以降、12戦勝ちなし(5敗)と女神が振り向いてくれない。「最後まで勝ちたい思いは持っているし、何とか気持ちだけじゃなくて、結果で示していけるように。また責任を持って挑戦したいと思います」と視線を上げた右腕。負けられない9月、大黒柱としてファイティングポーズを貫く。

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