「広島－ＤｅＮＡ」（１６日、マツダスタジアム）

　広島が１７戦ぶりに４得点以上を挙げた。７連敗中で臨んだ一戦で７月１４試合目にして初めて４点目を奪った。

　初回に１点を先制されたが、その裏に５戦ぶりのスタメン起用となった大盛が中前打で出塁。二盗を決めるなどして三塁まで進むと、バウアーの暴投で同点のホームを踏んだ。

　さらに三回は２死から中村奨が左中間フェンス直撃の二塁打。一気に得点圏の好機を演出すると、次打者・大盛が右翼線への勝ち越し二塁打を放った。さらに小園も中前への適時打を放ち、３点目を挙げた。

　その後、３－２の六回２死からモンテロがバウアーの変化球を左翼席へ運ぶ２号ソロ。モンテロ自身、５月１７日・阪神戦以来１７２打席ぶりの一発で、ついに４点目が入った。

　広島は交流戦最終戦の６月２２日・楽天戦で５得点を挙げて以降、３得点以下の試合が続いていた。前日の試合で完封負けを喫し、球団では１９５９年以来６６年ぶりの１６戦連続３得点以下になっていた。球団ワースト記録である１７試合連続３得点以下に並ぶ危機にひんしていたが、打開することに成功した。