本拠地連勝継続じゃ！広島・森翔平投手（２７）が１２日、先発する１３日・巨人戦（マツダ）に向けてマツダスタジアムでの投手指名練習に参加し、開幕から３連勝中の本拠地での好投を誓った。今季３度目の対戦となる巨人打線を封じ込め、自身最多タイとなる４勝目を狙う。

　快晴のマツダスタジアムで森が気持ちよさそうに汗を流す。今季負けなしのマウンドで狙うのは、２３年にマークした自己最多に並ぶ４勝目。中１３日での登板へ向け、「少し間隔が空いたのでリフレッシュできましたし、いい準備ができたかなと思います」と自信をのぞかせた。

　今季、本拠地では３試合で３勝０敗、防御率１・９３と抜群の安定感を誇る。先発予定だった６日・ヤクルト戦（神宮）が雨天中止となり難しい調整を強いられたが、普段は登板２日前に行うブルペン投球を１日前倒しして、実戦を想定して投げ込むなど調整法を工夫。「（マツダで）４連勝できるように頑張ります」と気合も十分だ。

　巨人打線との対決は早くも今季３度目。前回４月２９日の対戦では、６回２失点の好投で試合をつくるなど、２試合で１勝０敗、防御率２・２５の好相性を誇る。「いい打者が多いので、自分の球を投げることが大事。捕手と話し合いながら抑えていきたい。なんとか粘っていいリズムで、こっちの攻撃に持ってこられるように」と青写真を描いた。

　ナイター登板は今季初。半袖がトレードマークとなりつつある左腕は「暗闇に紛れるように…隠れながら投げます。的を絞らせないように」とリラックスした様子で快投を誓った。狙う４勝目はまだ通過点。持ち味を存分に発揮し、本拠地で大歓声を浴びる。