広島・大瀬良 6回2失点で勝利投手権利持ち降板も 次こそ鬼門突破「もっと良い内容でゲーム運べるように」

 「ヤクルト3-5広島」(7日、神宮球場)

 またしても鬼門を破ることはできなかったが、広島エースの役割はしっかりと果たした。神宮で6年ぶりの白星を目指した大瀬良大地投手は、6回3安打2失点で勝ち負けが付かなかった。それでも「勝てたので良かった」と、チームの4連勝を柔らかい表情で喜んだ。

 三回までは1安打投球も、四回以降は制球に苦しむ場面が目立った。2点リードの四回は先頭から2者連続で四球を与えると、2死までこぎつけたが、岩田に左前適時打を許して1点差に迫られた。五回は2死からサンタナに対し、カウント3-1から甘く入ったカットボールを左翼席へ弾丸ライナーで運ばれ、試合を振り出しに戻された。

 三回にもらった2点の援護を守れなかった。2勝目はお預けとなり「点を取ってもらったので何とか(リードして)つなげたかった。全体的には悪くなかったが、結果として受け止めたい」と反省した。

 19年7月26日から勝利投手になっていない神宮のマウンドについて、「若干、他球場とは違った独特の感じがある」と表現する。小さな“違和感”に苦しめられて6年。次回以降のリベンジに向け「もっと良い内容でゲームを運べるようにしたい」と力を込めた。

 シーズンはまだ100試合以上残っている。鬼門突破のチャンスはあるはず。鯉のエースが、次こそは神宮のマウンドで勝利をつかむ。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス