広島・鈴木本部長 タイガース“戦力外”の前田健太に言及 広島で長年エースとして君臨

 広島の鈴木清明球団本部長が2日、報道陣の取材に応じ、この日に米大リーグ・タイガースでメジャー登録40人枠から外れ、事実上の戦力外となった元広島・前田健太投手について言及した。

 鈴木本部長は「FAになったわけでもないし、話しようがない。他球団の選手についてはコメントできない」と話した。現状、広島の支配下登録選手は68人で、上限の70人にはあと2人となっている。

 前田は23年オフにタイガースと2年2400万ドル(約34億円)で合意し、今季がメジャー10年目。先発ローテーション復帰を期してオープン戦に臨んだが、開幕後はリリーフで7試合に登板し、防御率7・88と精彩を欠いていた。今季年俸は1000万ドル(約14億5000万円)。

 広島には2006年高校生ドラフト1位で入団し、エースとして97勝を挙げ、15年オフにポスティングシステムを使ってドジャースと8年2500万ドル(約36億3000万円)で合意。19年オフにツインズへトレードで移籍し、23年に8年契約が満了し、同年オフにFAでタイガースと2年契約を結んだ。

 メジャー10年の通算成績は226登板(172先発)68勝56敗6セーブ、防御率4・20。日米通算200勝まで35勝としている。

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