広島・末包 チーム最遅の居残り成果!2安打2打点でレギュラー奪取へ猛アピール 「ミスショット少なくなってきている」

 「オープン戦、巨人2-7広島」(23日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 成果が如実に表れた。外野のレギュラー奪取を目指す広島・末包昇大外野手が2安打2打点と躍動。「甘い球にアジャストできて、ミスショットも少なくなってきている」と納得顔だ。

 まずは三回無死一塁で西舘から中前打。追い込まれながら146キロの直球をはじき返した。四回には無死一、二塁で初球の直球を捉え、左越えの2点適時二塁打。活躍の裏には22日の居残り練習があった。

 「捉えられるかなという球に差され気味だったり、しっくりこなかった」と打撃の現状を分析。室内で振り込み、午後7時過ぎにチームで最も遅く球場を後にしていた。

 ただ、そこでの取り組みはふに落ちず「(試合では)やらないでおこうと逆に切り捨てられた」。暗くなるまで試行錯誤を重ねたからこそ、取捨選択の結論を導き出せた。「どんどんアピールしていかないといけない立場」と闘志を燃やした末包。妥協を許さず、理想の打撃を完成させる。

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