広島・羽月“ムネリンイズム”注入 目指せ盗塁王「出たら全部セーフになりたい」アウト恐れるな

 川崎宗則氏(左)とノックを受ける羽月(中央)、中村貴
 川崎(左)とノックを受ける羽月(中央)と中村貴
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 広島・羽月隆太郎内野手(24)が球界のレジェンドから金言を授かったと明かした。現在は鹿児島県姶良市で元ソフトバンクの川崎宗則氏(43)と合同自主トレを実施している。昨季は19度の盗塁企図で成功は12個。今季に向け「(塁に)出たら全部セーフになりたい」と究極の目標を掲げた。

 同僚の中村貴が川崎氏と親交があった縁で、今回の自主トレが実現。現在BC栃木で選手兼テクニカルアドバイザーを務める同氏は「セーフになることが大事だけど、アウトになることもエンターテインメント。そういう気持ちでいってほしい」と助言を送った。

 アウトになることを恐れると、思い切ってスタートを切れないというのが同氏の考え。NPB通算267盗塁で、04年には盗塁王に輝いた男は鯉の韋駄天(いだてん)に「盗塁王を取れるような選手」と期待を寄せた。

 羽月自身、昨季は53試合で打率・227、0本塁打、1打点。出場機会を求めて、今オフは外野にも挑戦している。「内野と外野の両方でレギュラーを目指して必死にやる」。“ムネリンイズム”を飛躍の足掛かりにする。

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