広島・末包 4番の意地!DeNA・東撃ち「1球で捉えられた」「きょうの東さんは全く高さを間違えていなかった」
「DeNA5-1広島」(3日、横浜スタジアム)
無得点では終われない。首位の意地を見せる1点は、主砲のバットが生み出した。広島・末包昇大外野手が攻略に苦しんでいた東から適時打を放ち、一矢報いた。
「高めにきた変化球をあの打席は1球で捉えられた。そこは良かったのかなと思います」
5点ビハインドで迎えた八回だ。2死から堂林、小園の連打で一、三塁とし、打席を迎えた。ここまでの3打席は無安打に抑え込まれていたが、初球のスライダーをコンパクトに振り抜き、左前へ。「少し(反撃が)遅かった」と敗戦に表情は浮かなかったが、左翼席はこの日一番の盛り上がりを見せた。
しかし、得点はこの1点のみ。今季7度目の対戦となった相手左腕に対し、赤ヘル打線は沈黙した。七回までに5度、三者凡退で攻撃を終えるなど、攻略の糸口を見いだせずにイニングを重ねた。「きょうの東さんは全く高さを間違えていなかった。もう少し高かったらヒットになったかなという打席もあったんですけど、そこに関しては東さんが良かった」と左腕の快投を認めるしかなかった。
4日からの戦いへ向けて、先制点の重要性も説いた。「試合の流れは主導権を握れるかどうかで変わってくる。こちらは先攻なので早い回に点を取って、主導権を握れるようにしたい」と末包。し烈な優勝争い。14試合連続で4番を務める男が、変わらぬ勝負強さでチームをけん引していく。




