広島・アドゥワ 劇勝呼ぶ粘投!今季ワーストタイ被安打10も最少失点「チームが勝ててよかった」 新井監督「よく耐えた」

 「巨人1-2広島」(22日、東京ドーム)

 打たれても、打たれてもくじけなかった。浴びた安打は今季ワーストタイの10本。しかし、表情を変えず一つずつアウトを積み重ねた。広島・アドゥワ誠投手が真骨頂の粘りの投球で試合をつくり、チームに勝利を呼び込んだ。

 「運が良かったです。結果が全てなのでチームが勝ててよかったです」

 八回まで二塁を踏ませない好投を見せた戸郷とは対照的に、四回まで毎回、得点圏に走者を背負う厳しい展開だった。それでも「変化球は決まっていたので、何とかなると思っていた」と動じない。決定打は許さず2試合連続完封中だった右腕との投手戦を演じた。

 両軍無得点で迎えた六回1死一、二塁から浅野に初球の141キロを右前に運ばれ、先制点を献上。「置きにいった球を打たれた。次が戸郷だったので、無理に勝負にいく状況じゃなかった」と反省。結局、5回2/3を投げ、10安打1失点で降板し、救援陣にバトンを渡した。

 前回対戦の6日にプロ初完封を達成した打線を相手に、苦しみながらも粘投。新井監督は「序盤からピンチの連続だったけど、よく耐えた」と評価。「彼のいいところ動じないところ。ナイスピッチングだった」と強みを褒めたたえた。

 自己最多を更新する7勝目は逃したが、チャンスは必ずやってくる。気の抜けない首位争いが続く中、背番号48が自らの役割を全うしていく。

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