2位浮上の広島・新井監督「すごく大きかった」と末包逆転弾を絶賛 登録抹消の九里には「一回ゆっくりして次に」

 選手交代を告げた新井監督(撮影・市尻達拡)
 1回、左中間へ3ランを放った末包はアドゥワとタッチする(撮影・市尻達拡)
 1回、末包は左中間席へ3ランを放つ(撮影・市尻達拡)
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 「広島9-3巨人」(19日、マツダスタジアム)

 広島が今季初の同一カード3連勝で2位浮上。貯金も今季最多の3とした。

 新井貴浩監督は逆転弾の末包について「スエのホームランすごく大きかったです。彼の長打力は魅力」と絶賛した。登録抹消された九里に関しては「一回しっかりゆっくりして、次に備えてほしい」と説明した。以下、新井監督の主な一問一答。

  ◇  ◇

 -初回からいきなり逆転。

 「すぐ取り返せたというのが大きかったですね。スエ(末包)のホームラン、すごく大きかったです」

 -末包は猛打賞。

 「そろそろ打つ頃かなとこっちも思っていましたし、本人も『そろそろ打ちます』と言ってましたんで」

 -中軸以降にも安打。菊池に一発も出た。

 「今日出た若手もそうなんですけど、ベテラン、中堅もしっかりと頑張ってくれましたし。カープらしい全員野球で、いい試合だったと思います」

 -アドゥワは二回以降立ち直った。

 「立ち上がりちょっと入り方が難しかったと思うんですけど、あとは粘りで打たせて取る彼らしいピッチングだったと思います」

 -リリーフも見事なリレー。森浦は3者連続三振。

 「昨日もそうでしたけど、今日もカッコ良かったですね!本当に素晴らしいピッチングでした」

 -全員野球で巨人に3連勝。次は首位・阪神。

 「週末マツダでのゲームでなかなかいい試合を届けられてなかったので、きのうも今日も超満員のファンの方の前でいい試合を見せることができて、すごくうれしく思います。また明日しっかり休んでいい準備をして明後日の試合に臨んでいきたいと思います」

 -苦戦が続いた高橋礼から4点。

 「そうね、そこは初回先制されたすぐ後ということだったので。すごくいい攻撃だったと思いますし、そこは打撃コーチとスコアラーがちゃんと対策を練ってくれて、それを選手がプレーしてくれたという、いい攻撃だったと思いますよ」

 -末包の一発。あの一発があるとないとでは展開も違う。

 「大きいよね。ホームランというのは一振りで流れ、空気を変えられるので。またね、3点先制された直後だったので、それはね、本当に大きかったと思います」

 -一発が少ない打線の中で改めて彼の役割は。

 「やっぱり期待するのは長打なんですけど、あまり長打、長打と思って力まなくていいので。相手も間違ったら一発いかれるというね。相手が嫌だと思うのでね。彼の長打というのは魅力ですよね」

 -坂倉も2試合続けて良い形。

 「普通でしょ(笑)。元々ね、昨日も今日もこれぐらいは打てる選手なのでね。昨日はきっかけにしてほしいと言ったんかな?本人もちょっと手応え感じているんじゃないですか」

 -九里が抹消となった。

 「そこはね、こっちの自分の戦略的な考えもあるし。彼もなかなか勝ちが付かず心身ともに疲労がすごく大きかったと思うので1回しっかりゆっくりして、次に備えてほしいというのと、先々のローテーションとかの考え。いろいろ変えていこうかなと。また、ファームでしっかり頑張っている投手もいるので。いろいろ考えて抹消しました。先々のことを考えて」

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