広島・床田が快投燕斬り! 今季最長8回0封で2勝目 村上封じ完璧でエースの風格

 ヤクルト打線相手に力投する床田(撮影・園田高夫)
 3回、投球フォームを確認する床田(撮影・園田高夫)
 ウイニングボールを手にしてナインとタッチをかわす床田(左)=撮影・園田高夫
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 「ヤクルト0-2広島」(23日、神宮球場)

 淡々と、そして堂々と抜群の安定感を際立たせた。広島の先発・床田寛樹投手が8回4安打無失点で今季2勝目をマーク。ツーシームとカットボールを軸に盤石の投球を見せ、「丁寧に投げ分けられた。打者に的を絞らせない投球はできた」とうなずいた。

 相手打線の軸である村上封じから弾みがついた。初回は先頭に安打を許し、2死二塁で村上を迎えると変化球で低めを丁寧に突いて追い込んで、最後は内角に直球をズドン。完全に振り遅れた空振り三振となり、「初回はちょっと探った感じはあったけど、村上に投げた球から『あ、こういう感じなら結構良いかも』となった」と手応えをつかんだ。その後は相手先発・吉村との投手戦を展開し、投げ勝った。

 今季は「170イニング」を目標とする中で、今季自己最長の8回を投げ抜いた。「あと10球減らして、もう1回いきたいなとは思う。やっぱり四球2個がもったいない。それをなくせれば、もう1イニングがあったのかな」と床田。快投直後でも悔しさをにじませる姿は、一流投手の領域に足を踏み入れた証拠だ。

 新井監督も「八回まで投げてくれて、週頭でこういうピッチングをしてくれるとベンチも助かる。本当に素晴らしいピッチングだった」と絶賛した。これで防御率は0・93。乱れる気配すら見せない左腕からはエースの風格が漂う。

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