広島・九里から森下、大瀬良! 右の3枚看板で必勝ローテじゃ 前週3連敗・巨人への屈辱晴らす

 キャッチボールで最終調整する九里(撮影・市尻達拡)
 
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 やられたらやり返すんじゃ~!2連勝中の広島は19日から本拠地での巨人との3連戦を迎える。前週にカード3連敗を喫した因縁の相手。18日はマツダスタジアムで投手指名練習が行われ、九里亜蓮投手(32)が静かなる闘志を燃やした。森下、大瀬良と続く右の3枚看板をぶつける必勝ローテで勝利をもぎ取る。

 リベンジの時はすぐにやってきた。「鉄は熱いうちに打て」ならぬ、負けはほとぼり冷めぬうちに取り戻せ-。チームは12日からの敵地・東京ドームでの巨人3連戦で3連敗を喫した。その初戦に先発した九里は屈辱を晴らす機会を前に、冷静な面持ちながらも眼光に鋭さを宿した。

 「(意識することは)特にないです。しっかりしたピッチングができるようにやりたいと思います」

 前回登板となった12日・巨人戦は序盤から打線の援護がありながらも、六回にオコエに逆転適時打を食らうなど一挙7点を失った。結局六回途中で8安打を浴び、自己ワーストタイとなる9失点での黒星。「悔しいよりも自分に腹が立つことの方が大きかった」と6日前の苦い記憶を思い返した。

 自身初の開幕投手を務めた今季は現時点で0勝2敗。開幕投手の宿命と言えるエース級投手とのマッチアップが続いているが、「それよりも前に、自分が投げた試合でチームが勝っていない。そこが一番考えていることではあります」とピシャリ。強い責任感をのぞかせ、「野手の方が取ってくれた点よりも、与えなければ負けることはないので、しっかりやりたいと思います」と決意を込めた。

 チーム全体でも巨人へのリベンジに燃えている。新井監督は「選手たちも鼻息荒くしていると思いますよ」と反攻精神に期待。先発は九里を先陣に2戦目を森下、3戦目を大瀬良に託す。森下は13日・巨人戦で6回1失点の好投。大瀬良も本拠地・マツダスタジアムでの巨人戦は11勝1敗と、抜群の相性を誇っており、必勝ローテで相手を迎え撃つ。

 今季はここまで週末カードを1勝8敗と大きく負け越している状況だ。なかなか白星をつかめていない“鬼門”の金土日を突破すれば、チームにはさらに上昇ムードが生まれるだろう。

 九里は「しっかり自分の力をマウンドの上で発揮することじゃないかなと思います」と勝利への道筋を描いた。4戦目にして今季初勝利が懸かる登板。開幕投手の意地とプライド、その全てをボールに込めて、G倒を果たしてみせる。

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