広島が痛恨サヨナラ負け 終盤に追いつかれ延長十二回に力尽きる 2試合連続の逆転負けで借金3にふくらむ

 延長12回、大城卓にサヨナラ二塁打を浴びた中崎(撮影・西岡正)
 12回、投手交代を告げた新井監督(撮影・西岡正)
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 「巨人3-2広島」(13日、東京ドーム)

 広島が延長十二回に痛恨のサヨナラ負け。2戦連続の逆転負けで借金は「3」にふくらんだ。

 延長十二回、1死から岡本和に二塁打を許すと、中崎が代打・大城卓に右中間を真っ二つに破られるサヨナラ打を浴びた。重苦しい雰囲気に包まれる広島ナイン。2戦連続の逆転負けはさすがにダメージが大きい。

 打線は1点を先制された直後の七回に奮い立った。3番手・中川から矢野と代打・上本が安打を放って、2死一、三塁の好機をつくると、1番・野間が左翼手が伸ばしたグラブをかすめていく2点適時二塁打。一振りで一時逆転に成功した。

 先発の森下は6回5安打1失点。0-0の六回1死二塁から岡本和の高く打ち上げた飛球が、天井の懸垂物に挟まって落下してこず、エンタイトル二塁打となり、不運な形で先制点を献上。そのまま、代打を送られて降板となっていたが、一時逆転劇に右腕もベンチで喜びを爆発させた。

 森下は3月のオープン戦で右肘に張りを訴えて、開幕ローテ入りを回避。5日のウエスタン戦で実戦復帰し、この日は今季初登板だった。

 しかし、1点リードの八回に3番手・島内が先頭・佐々木に二塁打を浴びるなど、無死一、三塁のピンチを招いた。その後、岡本和のゴロを遊撃手・小園が捕球したものの、ボールが手につかずに内野安打とされ、同点に追いつかれた。

 そして延長十二回、再三のサヨナラ危機を切り抜けてきたが中崎がつかまってしまった。

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