広島・シャイナー オープン戦まさかの15の0も適応して自慢のパワー必ず見せる!
「オープン戦、広島0-4中日」(8日、マツダスタジアム)
必死に前を向く。今の不振は新天地での飛躍の助走だと信じて-。広島の新外国人ジェイク・シャイナー内野手(28)が8日、「4番・指名打者」でスタメン出場するも3打数無安打に終わった。これでオープン戦は15打数無安打。結果が伴わない現状を受け止めながら、適応を進める覚悟を示した。
「調子はそこまで悪くない」。その言葉とは裏腹に快音が遠い。1打席目は真ん中付近の直球を「打ち損じた」と中飛。2打席目は三ゴロ併殺打、3打席目も三ゴロに終わった。
米国と日本の配球の違いに苦心している。2、3打席目は、ともに追い込まれてからの変化球を引っかけて三塁手前の弱いゴロになった。「2ストライクからの球。あっち(米国)の野球の思考で真っすぐが来るだろうと(振りに)いったら、スプリットが来て、先っぽに当たってゴロになった」。ゴロアウトが多く、持ち味のパワーは披露する機会を失っている。
ここまでのオープン戦では出場した6試合全てで4番起用されている。新井監督は「日本の配球に慣れていってもらいたい。本人は気持ちの良いものではないと思うけど、別にどうこうというのは現時点でない」と背中を押した。
「今の自分は良いバッターではないと見えているかもしれないが、監督の言葉はいつも自分に自信をくれる」とシャイナー。指揮官からの信頼に“来日初安打”で応えて見せる。





