広島・新井監督 キーマンの代打・末包弾「運だけでは打てない」 田中初球撃ち「振れる技術。『もう任せた』と」一問一答

 「JERA CSセ・ファーストS・第2戦、広島東洋カープ4-2横浜DeNAベイスターズ」(15日、マツダスタジアム)

 広島が2連勝でCSファーストSを突破。18日から行われる王者・阪神とのCSファイナルS進出を決めた。同点の八回に菊池、野間の連打と犠打野選で無死満塁とし、代打・田中の右前適時打で勝ち越し、1死後、秋山の犠飛で加点した。初戦に続いて新井監督の継投策、代打策が的中。新井監督の一問一答は以下の通り。

  ◇  ◇

 -六回無死一、二塁と八回無死一、二塁で西川が犠打(八回は犠打野選)。

 「回が進んでいて何とかもう1点、2点というところだった。どうしても追加点がほしいところだったので、龍馬にバントしてもらいました」

 -ファーストS開幕前、キーマンに挙げていた末包が代打弾。

 「(鈴木)誠也と一緒に自主トレをやったでしょ。誠也も喜んでいるんじゃないですかね。代打で本塁打、しかもCSという舞台で。なかなか運だけでは打てない」

 -田中が初球を適時打。初球というのはベンチの指示か田中自身の判断か。

 「こちらは何も言っていない。満塁だし(相手は)初球をボール球にしたくない。押し出しも、という状況もある中でね。経験と読み、振れる技術。『もう任せた』と送り出した」

 -最長6試合のファイナルSでも戦うスタイルは変わらないか。

 「変わらないと思う。タイガースは強いし、チャンピオンチーム。(阪神に1勝の)アドバンテージもあるし、戦い方は変わらないと思う」

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