広島深刻 中日・柳をまた打てず15回1/3連続無得点 新井監督「いい投球された」 今季12度目完封負け

 「広島東洋カープ0-3中日ドラゴンズ」(3日、マツダスタジアム)

 昼下がりの本拠地にため息が充満した。重い空気を変えられないままゼロ行進が続く。前回8月13日の対戦で9回無安打と苦戦した柳を、またもや打ち崩せず、今季12度目の完封負け。広島・新井監督は「やっぱりいい投手だから。いい投球をされると、そう簡単に点を取れない」とサバサバした表情で振り返った。

 初回2死二塁で西川に代わり4番に入った松山が二飛。四回1死からは小園が右翼線へ二塁打を放って好機を演出したが、後続が寸断された。六回2死一、二塁では再び松山に打順が巡るも三ゴロ。七回は1死三塁と攻めて反撃の機運が高まった。ここで中日ベンチは2番手・フェリスを投入。新井監督も代打・坂倉を告げた。

 だが空振り三振に倒れ、8番・末包も見逃し三振。最後まで本塁が遠かった。通常の投球フォームに加え、不意を突いてクイックで腕を振る柳に、再び苦戦を強いられた。

 「何とかアジャストしていこうと思ったんだけど、その上をいかれたというか。本当に、四隅にすべての球種を投げ分けて、いい投球をされました」と指揮官は潔く振り返った。これで柳には15回1/3連続で無得点と、天敵になりつつある。シーズン大詰めで同じような展開は繰り返せない。秋山、上本、西川を欠く攻撃陣ではあるが、次戦こそ全員で束になって反発力を示したい。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス