広島・小園 意地の5号ソロ 竜に3発も簡単には終わらない! 新井監督「もっとできる」
「広島東洋カープ3-5中日ドラゴンズ」(1日、マツダスタジアム)
力強い打球を右翼席へ突き刺した。広島・小園海斗内野手が四回、5号ソロを放った。仲地の145キロの内角直球に、体をうまく回転させて放った一打。「良い反応で、強く捉えることができた」。本拠地を歓喜の渦に変えた。
六回の先頭では中前打で出塁し、この回2得点のきっかけをつくった。2安打1打点。今季複数安打は15度目となった。
決着の9月を迎え、打撃は好調だ。右ふくらはぎの打撲からスタメン復帰した8月22日のDeNA戦以降、10試合で無安打は2試合しかない。「いろいろ考えながら練習ができている」。持ち味の積極的なスイングでコンスタントに安打を記録する。
3番での起用も10試合連続となった。新井監督は「今も状態が良いけど、まだまだ彼は成長途中。もっとできる」と、攻撃陣の旗振り役を期待した。
二塁の守備では六回、石川昂の打球を捕球できず失策とした。失点にはつながらなかったが、そのプレーを猛省した。
「優勝するために一つのプレーも大事になってくるので大事にやっていきたい。打撃も守備も。流れが変わると思うので、練習からきっちりできたら」
戦いは続く。前だけを向きグラウンドに立ち続ける。





