広島・アンダーソン 初救援初ホールド 右膝痛での抹消から剛腕復活「自分の投球できたら」

 「広島東洋カープ7-5読売ジャイアンツ」(20日、マツダスタジアム)

 力でねじ伏せる広島のドリュー・アンダーソン投手(29)が帰って来た。中継ぎとして初登板し1回1安打無失点で任務を終えた。最速151キロ。ストライクゾーンの高めで勝負するスタイルは健在だ。

 「点を取られなかったのが良かった。ストライクをたくさん投げることを意識したよ」

 七回に出番が来た。長野を二飛。1死一塁からは秋広を遊ゴロ併殺打に仕留めた。充実感いっぱいの14球だ。

 右膝痛のため6月7日に出場選手登録を抹消された。1軍を離れている間は「早くケガを治して戻ってきたいという気持ちだった」。地道な治療とリハビリを経て取り戻した剛球だった。

 勝利の方程式メンバーを温存できたことも大きい。六回を終えリードは2点ながら勝ちパターンのターリー、島内を起用せず七、八回を乗り切った。

 新井監督は「彼も上がってきて初めての登板だったけど、落ち着いていた。みんなナイスピッチングだった」とにっこり。復帰まで2カ月以上を擁したが、助っ人の再合流は疲れがたまっている救援陣にとって大きな戦力となった。

 阪神に食らいつく戦いが続く。来日初ホールドとなったアンダーソンは「しっかりと自分の投球ができたら」と前を向いた。150キロ超の直球でチームの勝利に貢献していく。

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