広島 雨中で意地の虎倒も暗雲 小園が上本が途中交代 新井監督「代えのきかない選手」

 3回、負傷しベンチへ下がる上本(撮影・田中太一)
 1回、自打球が足に当たる小園
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 「広島東洋カープ6-0阪神タイガース」(17日、マツダスタジアム)

 勝利の代償はあまりにも大きかった。7月17日以来の1番に入った広島・上本崇司内野手は三回1死二塁の好機にビーズリーの外寄り変化球を中前にはじき返す技ありの一打で先制点を奪った。

 さらに続く野間の左前打で果敢に三塁を狙ったが…。二塁を蹴ったところで左足に痛みを感じ、三塁にたどり着いたが、プレー続行は不可能となった。

 新井貴浩監督は「(上本)崇司はハムストリング。代えのきかない選手なので心配です」と左太もも裏を痛めたことを明かした。上本は「テーピングしてなんとか出ます」と意欲を示したが、最悪離脱も覚悟しなければならない状況となった。

 “4番の呪い”とでも言うのだろうか。4番を務めた打者がことごとく故障に見舞われている。マクブルームに始まり、西川も復帰はしたが、右脇腹の肉離れで一時離脱。菊池も離脱は免れたものの脇腹を痛めた。7月12日・巨人戦の1試合だけ務めたデビッドソンもその後、走塁で左内転筋を痛めた。そして上本まで。

 三回は上本に続いて小園海斗内野手に代打・矢野が告げられた。こちらは初回の打席で自打球を右ふくらはぎに当てたため大事を取った。1番と3番が試合序盤で消える異常事態の中、なんとか勝利した。

 指揮官は「あとに出た矢野も大盛も頑張ってくれました。全員で戦って全員で勝ち取った勝利だった」と変わらず前向きに話した。

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