広島・デビッドソン Gキラー凄すぎ11発中6本「いい雰囲気の中でやらせてもらっている」 〝立ち会い〟強さも顕著
「広島東洋カープ7-3読売ジャイアンツ」(5日、マツダスタジアム)
3万897人。満員のスタンドが広島のマット・デビッドソン内野手を燃えさせる。
二回1死一塁。山崎伊のフォークを左翼スタンド上段まで運ぶ2試合連続の先制2ラン。11本中実に6本が巨人戦という“Gキラー”だ。
「要因は分からない。偶然だと思う。巨人とは東京ドームでもマツダでもいい雰囲気の中でやらせてもらっているからかな」
巨人にも強いが、初打席にも強い。これで9本が第1打席に飛び出しており、その内、先制弾は6本を数えるという“立ち会い”の強さだ。
「やっと期待されているようなスイングができてきた。こういう形を自分も期待して日本に来ている。やっとカープの方々も落ち着いてくれたんじゃないかな」
メジャー通算54本塁打の大砲として獲得。ここまで左肩や左太ももを痛めるなど故障もあり、11本塁打にとどまっているが、ここから本領発揮を期待できそうだ。
7月26日のヤクルト戦で痛めた左太ももは万全ではない。
「全力では走っていないけどほかの動きは問題なくできているから完治でいいと思う。どうせ思いっきり走っても速くない。カメみたいなものだからね」
ジョークで締めた助っ人。頼もしさが増してきた。





