広島・西川、復帰未定 新井監督「もう少しかかる」試練のマツダ6連戦4番抜き 抹消の森下代役は玉村
右脇腹肉離れからの復活を目指す広島・西川龍馬外野手(28)の復帰時期が31日、未定となっていることが分かった。新井貴浩監督(46)が「もう少しかかる。時期はまだ未定」と明かしたもの。1日からの本拠地6連戦も4番抜きで戦うことになる。また、右手中指のマメの影響で登録抹消された森下に代わり、玉村が5日・巨人戦(マツダ)で先発することになった。
西川は当初、早期の1軍復帰を目指していた。
「動けたら一気に上げるつもり。僕の感覚では(8月)1週目のマツダのどっかで上がりたい。トレーナーはどう言うか分からないですけど」
右脇腹肉離れのため7月12日に登録抹消。その後、リハビリは順調に進んでいるかに見えた。すでに軽めながらティー打撃も再開。復帰に期待がかかったが、右脇腹という繊細な箇所だけに、簡単にGOサインは出なかったようだ。
新井監督は「もう少しかかるかなという報告。箇所が箇所なんで。しっかり治してほしい。早く戻ってきてほしいというのはもちろんあるんですけど、時期はまだ未定」と説明。現状ではメドが立っていない。
西川は打撃不振で2軍落ちしたマクブルームに代わって4番に入り、22試合で打率・390の高打率で見事にカバーしてみせた。西川離脱後は菊池、上本、松山と日替わり4番で対応してきたが、8月1日からのマツダスタジアム6連戦も継続となりそうだ。
幸い、腹斜筋の張りで後半戦の欠場が続いていた菊池が7月30日の阪神戦でスタメンに復帰。左内転筋の張りで欠場していたデビッドソンも打撃練習を再開と明るい材料もある。
投手陣に目を移せば、右手中指のマメで登録抹消となった森下に代わって5日の巨人戦は玉村が先発することになる。
玉村は今季、4月9日の巨人戦で先発し、七回途中1失点の好投で勝利投手になっている。7月3日に登録抹消された後、2軍戦3試合に先発し、19回で自責点3の防御率1・42と安定した投球を見せており、再現を期待したいところ。
首位・阪神を1ゲーム差で追う中、西川、森下と投打の主力を欠く戦いは厳しい。だが、この6連戦は今季29勝14敗、勝率・674という高い勝率を誇るマツダスタジアムで戦える。カープファンの大声援をバックに受けて8月反攻につなげてみせる。





