広島10連勝でストップ 三回2失策も新井監督「取り返すチャンスはたくさんある」

 阪神に敗れて連勝ストップ。一気に水を飲み干す新井監督(撮影・立川洋一郎)
 3回、エラーがらみで逆転を許し野村(中央左)ら広島ナインはマウンドに集まる(撮影・山口登)
 6回、近本に押し出し四球を与えるケムナ(撮影・山口登)
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 「阪神タイガース7-2広島東洋カープ」(28日、甲子園球場)

 首位・広島が阪神に競り負け、2位に後退。連勝は10でストップした。

 1点を追う三回2死二塁から小園の適時三塁打、続く野間の適時打で一時逆転に成功。しかし、直後の守りでほころびが出た。

 三回1死、近本が放った遊撃への打球がイレギュラーし、捕球を試みた小園がファンブル。出塁させて続く中野の四球で1死一、二塁とピンチを迎えた。

 3番・森下の打球は右前へ。これを右翼・野間がグラブに当てながら後逸し、ボールは無人の右翼フェンスに向かって転々。その間に2人の走者が生還して試合をひっくり返された。

 四回以降は1点のビハインドを保っていたが、六回に追加点を奪われた。五回から登板し、イニングをまたいだ2番手・ケムナが2死満塁から近本に押し出し四球、続く中野に適時打を浴びて無念の降板。3番手・戸根も森下に2点適時打を許してしまった。

 試合後の新井貴浩監督(46)の一問一答は以下の通り。

 -先発の野村は4回3失点で降板。

 「不運が重なったけど、粘り強く投げてくれた。次の登板に期待したい」

 -三回は失策が重なって失点。

 「ミスは起こるので、その次が大切。取り返すチャンスはたくさんある」

 -攻めたプレーが失策に。

 「そこはね。どうこう言うことはない。エラーは絶対野球にあるから。それと同時に取り返すチャンスはある。この次が大切」

 -あしたの試合は大切になる。

 「大きなというか、まだ50試合以上ある。順位的なものは気にしていない。まだ先にあると思う。ただ一戦一戦大切。明日しっかり頑張りたい」

 -後半戦初黒星。

 「(チームは)全然、いい雰囲気ですよ。ケムナも本当に久しぶりの登板。イニングまたぎで本当に難しかったと思うし、また次に期待したい」

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