広島・新井監督「今日は守り勝った試合」 美技連発の菊池には「どこの球場でもホームグラウンドのようなプレーをする」

 勝利をあげ、矢野(中央)と出迎える新井監督(右)=撮影・中島達哉
 勝利をあげ、タッチを交わす矢崎(中央奥)ら広島ナイン(撮影・中島達哉)
 7回、上川畑の打球をさばき、好守をみせる菊池(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム0-1広島」(7日、エスコンフィールド)

 広島が先発九里からターリー、矢崎のリレーで今季6度目の完封勝利。五回に坂倉が放った5号ソロの1点を守り抜いた。

 今季の交流戦で初のカード勝ち越し。交流戦通算でも4勝4敗とタイに持ち込んだ。

 新井貴浩監督は好投九里に対して「今日もナイスピッチング。今日も。いつも言っているけどね。彼らしいストライクを先行して、低めにボールを集めながら、ボールを動かしながら、本当にナイスピッチングだったと思います。また、サク(坂倉)もよく引っ張っていたし、あのホームランもナイスホームランでしたよ」と、絶賛した。

 八回から継投に入ったことについては「最後(七回)も厳しい場面だったので。最後はピッチングコーチに“この回でラストだから、最後頑張れ”と言ってもらった」と、説明。投手陣をもり立てた菊池、矢野らの好守備にも「今日はバッテリー中心に守り勝った試合だと思います。キク(菊池)もすごいプレーだったし、最後の矢野もそうだし、守り勝った試合だったと思います。1対0で勝ったのって?3回?そんなにあった?でもすごく印象的なプレーがね。キクはその前の(六回)先頭のプレーもすごいからね。すごいよね。しかも初めての球場で、2試合目でね。彼はどこの球場でもホームグラウンドのようなプレーをするよね。本当頼りになります」と、賛辞を惜しまなかった。

 この日は左腕の加藤貴を相手に4番を松山、マクブルームを6番に起用した。「今日の投手は被打率的にも左打者の方が被打率高かったのがあるし、いい投手なのでなかなか簡単には打てないというところで、右打者の方が少し分が悪いので、いろいろ打線の流れを考えて組み方を変えたんですけどね」。加藤貴は対右打者の被打率・218に対して左打者の被打率・294と左の方が部がいいデータ。これを参考にした。

 「昨日といい、今日といい選手が頑張ってくれて、2つ取れたので、また明日も頑張りたいです」と、締めくくった新井監督。8日はコルニエルが先発する。

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