広島ドラ1斉藤「まだまだ」2軍ホロ苦デビュー 黒田アドバイザーは「いいボール投げています」
「ウエスタン、広島2-7オリックス」(24日、由宇球場)
広島のドラフト1位・斉藤優汰投手(18)=苫小牧中央=が24日、ウエスタン・オリックス戦(由宇)で“プロ初登板初先発”。1回3安打2失点とほろ苦デビューとなった。
杉本、T-岡田ら1軍級の選手がズラリと並ぶオーダー。
「緊張とかはなかったです。テレビで見ていた方たちとの対戦だったので、すごく楽しみな部分もあった。実戦で投げて、まだまだだなと感じました」
ワインドアップから投じた初球はこの日のMAX151キロで来田を空振り。ところが1-1から甘く入った直球を右中間スタンドまで運ばれる先頭打者本塁打。続く渡部には安打のあと二盗も決められ、杉本には直球を中前適時打で2点目を失い、3連打でプロの洗礼を浴びた。
それでも動じることなく、T-岡田を二直に打ち取ると、山中はフォーク、園部はスライダーで連続空振り三振に斬り、“デビュー戦”を終えた。
「(3連打も)焦りとかはなかったです。そのあとのほうが大事だと思ったので」
自己採点は50点。降板後は、斉藤の登板を聞きつけ由宇を訪れた黒田球団アドバイザーから「意図を持った投球ができるように。考えて投げるともっとよくなる」と金言を授かった。
未来のエースを期待される右腕にとって収穫たっぷりの初登板となった。
◆黒田球団アドバイザー「いいボール投げていますね。151キロ。スピードガンだけではないですけど、しっかり腕も振れていましたし、まだまだ伸びしろがあるピッチャーなので、これからが楽しみだなというピッチングでしたね」