カープ菊池 トドメのグランドスラム 4試合20打数10安打の絶好調モード突入

 延長10回、満塁弾を放った菊池を手荒く出迎える新井監督(撮影・佐々木彰尚)
 菊池が左越えに満塁弾を放つ
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 「巨人4-9広島」(12日、東京ドーム)

 広島・菊池涼介内野手(33)の満塁弾が飛び出すと、スタンドの巨人ファンは一斉に席を立ち、家路に就いた。勝負を決めた一振りとなった。

 延長十回、2点を勝ち越してなおも2死満塁。代わったロペスに対してフルカウントから粘って8球目、見逃せばボールの高め148キロを強引に振り抜くと打球は左翼スタンドに飛び込む満塁本塁打となった。

 「ちょっと高めで、たたいていこうと思ったら、いい角度で入ってくれました」

 自身17年6月23日・阪神戦(マツダ)以来、通算5本目のグランドスラム。

 「得点圏は最近いい結果になっていなかった。満塁で埋まっていたし、思い切っていくしかないという思いと、初見だったんですぐに追い込まれてしまったけど、その後は状態がいいのでボールを見られたっていうのがよかったかな」

 ロードに入って4試合、すべて複数安打を記録し、20打数10安打の打率5割と絶好調モードに突入している。

 2試合連続の延長戦を制しての4連勝。

 「1点、2点ゲームで勝ち切っている。今はいい流れですね。勝ち切れてよかった」

 新井監督も「守備も打撃も球際の強さ、気迫がすごい。それが好調の要因。素晴らしい」と絶賛していた。

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