広島に朗報 エース大瀬良7日に実戦復帰 問題なければ1軍再合流へ 12日から巨人3連戦で先発も
左太もも裏痛で離脱中の広島・大瀬良大地投手(31)が、7日のソフトバンク3軍との練習試合(由宇)に登板予定であることが6日、分かった。3イニング程度を投げ、状態に問題がなければ1軍に再合流する予定。早ければ12日からの巨人3連戦(東京ド)で先発ローテーションに復帰することになる。
5月に入って1勝3敗と苦しむチームに、朗報が飛び込んできた。左太もも裏痛で離脱しているエース・大瀬良が、7日・ソフトバンク3軍との練習試合で実戦復帰する。
高2軍監督は「2、3イニング程度を投げて、状態に問題がなければ、そのまま1軍に合流することになる」と見通しを語った。復帰に向けてのここまでの調整は順調。最終チェックとなる実戦登板をクリアできれば、そのまま1軍へ再合流する予定だ。
この日、4連敗と苦しむ遠藤が出場選手登録を抹消された。新井監督は代役について「状態のいい人が投げるようになるかな」と明言は避けたが、エースが順調ならば12日からの巨人3連戦(東京ド)での先発復帰が見えてくる。
故障は予期せぬ形で右腕を襲った。4月26日、中日戦(マツダ)に中11日と休養十分で先発した。だが、四回2死三塁で本塁のベースカバーに入った際に、左太もも裏に違和感を訴えてそのまま降板。翌日には登録抹消。病院で検査の結果、左太もも裏の軽度の炎症と診断された。
新井監督は「無理はさせられない。古傷があったところ、しっかり治してもらう。日にちを決めてしまうと、そこに向けて焦りが出る」と期限を設けずに万全の体調に戻すことを優先するように指示していた。
これに対して大瀬良は「最初からうまくいかないことがあって、こういう形になった。いろんな思いはあるけど、やれることをやって臨みたい」と悔しさを押し殺して、最善を尽くすことを誓っていた。
5年連続開幕投手の大役を務めた今季。開幕戦こそ敗れたが、4月7日・巨人戦に6回2失点で今季初勝利を挙げると、14日・ヤクルト戦は6回無失点で2勝目。150キロ超の直球を中心に力で押す投球は、復活を印象付けていた。
5カード連続勝ち越しのないチームにとって、エースの戦列復帰はこれ以上ない勇気を与えるはずだ。





